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会社案内

内山青果の歴史

初代社長内山(うちやま)(いさお)が昭和1965年に(当時27歳)、たった一人、トラック一台で始めた仕事は県内農家から直接仕入れた青果物を長野や群馬などの市場へ卸すこと。この年を内山青果の創業年としています。高速はおろか山越えの峠道すら舗装されていない道を1日かけての配送は困難が多く、一人では不安だったため妻子を連れて行ったことも何度もあったそう。当時はトラックを所有している人も少なく地産地消が当たり前の時代に貴重な他県との橋渡し役として一歩進んだ経営手法で事業を広げていきました。
県外の市場や農家さんとの付き合いで仕入れた知識を活用し昭和50年台には本格的にさつまいもの生産加工業に着手、トラクターなどの農業機材はもちろん最新の洗浄機や包装機、干し芋用赤外線乾燥機なども取り入れ今の内山青果の土台を作っていきました。
息子の雅人はそんな初代勲の手伝いをしながらも、大学卒業後は某食品加工販売流通会社へ就職。10年間在籍した中で食品加工や店頭販売、海外進出事業などに関わる知識を身につけ帰郷し、平成17年に二代目社長へと就任(当時35歳)しました。就任後まず行なったのは、それまで扱っていた様々な青果物の生産加工業を廃止しさつまいも関連のみの生産加工業へと一本化すること。分散していたリソースをさつまいも関連事業へ集中投資することで事業を拡大(平成17年社長引き継ぎ時の売り上げ約3億円から令和3年度売り上げ約12億円まで拡大)し、2009年にはさつまいも加工専門会社 (株)いも蔵を設立。2019年には焼き芋・干し芋関連加工工場として旭村に工場を設置。さつまいもを専門に取り扱う現在の内山青果の形となりました。

内山青果の事業内容

当社の取り扱い作物はさつまいもが100%。特徴としてはさつまいもの生産・仕入れ・貯蔵管理・加工などを一貫して行うことです。これによりお客様からの要望、意見への効率的かつ迅速なフィードバック・安定した品質管理・年間を通しての安定した供給・コスト削減を実現し、他社とは差別化を図ってきました。
生産・仕入れ・貯蔵管理に関しては約30haの自社圃場をはじめ約50件の契約農家が収穫したものを即時に仕入れ、3日以内に温度湿度が徹底管理された倉庫で全量キュアリング処理を実施しています。これにより各契約農家によらない確実な処理が行え、1年前後の長期貯蔵も可能になり、年間を通して食味、量とも安定的な供給を実現できております。
加工においては、まず当社が年間で取り扱うさつまいもの総量は全体でおよそ7000t。その中で現在、加工食品用を約30%の割合(70%は青果物)で出荷しており、加工食品用の主要な販売先として(株)舟和本店、(株)ライフフーズ、全国農協食品(株)、寿冷凍食品(株)、東海澱粉(株)などで、スーパーマーケット等で販売されているさつまいもの天ぷらや甘露煮用の乱切りカット、製菓の原料として使用されるペーストや皮むき処理したさつまいもなどを主に販売しています。多様な加工品目が存在するため、規格や品種を余すことなく利用できることから、当社で仕入れたさつまいものロスを最小限に抑え、中央青果市場などに向かない規格外品も利用することができます。さらに加工工程で生じるさつまいもの端材なども飼料用や焼酎用として販売していて、昨今大きな問題となっているフードロス問題に貢献できればと考えています。
近年では荒廃農地の再生事業並びに有休農地の利用、さつまいも生産法人への事業支援ならびに指導、九州の基腐病発生地域への種芋の供給などを推進し、当社の利益追及だけではなくさつまいも事業、ひいては農業全体の盛り上げを図っています。

会社概要

会社名
有限会社内山青果
所在地
〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6345番地
電話番号
029-267-4453
FAX番号
029-267-4474
代表者
代表取締役社長 内山 雅人
設立年月日平成17年6月13日(創業 昭和40年)
資本金
500万円
従業員数
45名
業務内容
さつまいも(甘藷)・青果物・移出問屋

交通アクセス

茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6345番地
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